XG(エックスジー)が2度目のワールドツアーを発表しました。日本公演は2026年2月にスタート予定で、横浜・大阪・名古屋など全国で大規模アリーナ・ホール会場が押さえられています。
このニュースを受けて、ファン・音楽ファン界隈では「チケットが取れるのか?」「倍率はどれくらいか?」という関心が高まっています。
本記事では、XGの直近のライブ動員実績・日本国内アイドル/K-POPグループとの比較・公演スケジュール・ファンクラブ先行制度などの要素をあげながら、日本アリーナ公演のチケット倍率を徹底的に推測していきます。
1. XG 日本公演スケジュール(既発表ベース)
まず、発表されている日本公演の概要を整理しておきます。
公式発表によれば、XGの 2nd WORLD TOUR は以下の日程で日本の会場を巡る予定です: (XGALX)
会場 | 開催日 | 会場名 |
---|---|---|
横浜 | 2月6日/7日/8日 | Kアリーナ横浜 (XGALX) |
大阪 | 2月17日/18日 | 大阪城ホール (XGALX) |
名古屋 | 2月21日/22日 | IGアリーナ (XGALX) |
福井 | 3月14日 | サンドーム福井 (タワーレコード オンライン) |
仙台 | 3月20日 | セキスイハイムスーパーアリーナ (タワーレコード オンライン) |
兵庫 | 3月25日/26日 | GLION ARENA KOBE (タワーレコード オンライン) |
福岡 | 4月4日/5日 | 北九州メッセ (タワーレコード オンライン) |
この日程構成は、「全国主要都市を網羅し、地方にも足を運ぶ」意欲的なラインナップです。
“アリーナ級/大規模ホール級”の会場を複数押さえていることが、チケット倍率を高める要因にもなります。
2. 過去の XG 来日・動員実績を振り返る
倍率を見積もるには、まず実績データに目を向けるのが基本です。XGのこれまでの来日・ツアー実績から見えてくるヒントを見てみましょう。
✅ XG 1st WORLD TOUR:日本公演の動員
- XGの最初のワールドツアー「The first HOWL」の日本公演では、4日間で約5万5,000人を動員したと報じられています。 (Liveen Times)
- そのうち大阪/横浜の主要都市での動員が中心であったと見られます。 (XG Music)
- また、同ツアーは日本だけでなく、アジア・北米・ヨーロッパを含む 35都市47公演を組んでおり、海外ツアーを経験して得た倍率向上効果が、次回公演に波及すると予想されます。 (XGALX)
これらの実績を踏まえると、XGは既に国内で一定の集客力を見せており、ファン基盤が築かれてきていると判断できます。
✅ 参考比較:K-POP・ガールズグループなどの日本アリーナ倍率
XGと同時期・同カテゴリに近い他グループの動員・倍率例も参考になります。
- K-POPガールズグループが初めてアリーナ級公演をした際、数万人の動員を記録した例が多い。
- JO1の「Kizuna Arena Tour(2022)」では13公演で約11万人を動員、1公演あたり平均8,500人程度。 (ウィキペディア)
- 他にも、K-POP勢や日本の女性アイドルグループの初アリーナ公演では、先行抽選・FC枠などで7〜20倍程度の倍率が出る例も散見されます(チケット供給量とファン規模に依存)。
これらを対比することで、XGの公演倍率の“上限・下限”の目安を考えられます。
3. チケット供給数・席数の仮定
倍率を推定するには「供給数(座席数)」の仮定が不可欠です。ここでは各会場の収容規模を参考に、仮定を立ててみます。
会場 | 想定収容数(席数) | 備考・推定根拠 |
---|---|---|
Kアリーナ横浜 | 約 10,000 ~ 15,000 | アリーナ級施設として中規模〜大規模想定 |
大阪城ホール | 約 16,000 ~ 18,000 | ホール・アリーナ級としての収容力 |
IGアリーナ(名古屋) | 約 8,000 ~ 12,000 | アリーナ級会場想定 |
サンドーム福井 | 約 8,000 ~ 10,000 | ドーム型・大規模設備を使った公演 |
セキスイハイムスーパーアリーナ(仙台) | 約 10,000 ~ 12,000 | アリーナ施設としてのキャパシティ想定 |
GLION ARENA KOBE(兵庫) | 約 8,000 ~ 12,000 | 地域中核アリーナ想定 |
北九州メッセ | 約 8,000 ~ 12,000 | メッセホール規模も含む可能性あり |
(注:上記数値は公表値ではなく、過去公演実績・類似アーティスト公演例をもとにした仮定です。)
もし1公演あたり平均 10,000席 と仮定すると、2日興行の会場であれば 20,000席 という供給数が見込まれます。
4. 需要予測:応募者数(申込数)の仮定
次に、供給に対してどれくらいのチケット申込みが来るか=需要を仮定します。倍率計算のベースです。
需要を見積もるには次の要素を考慮すべきです。
- XGのファンクラブ会員数(先行抽選応募ベース)
- 一般ファン・ライト層の応募数
- 地方在住ファンや移動可能ファン数
- リピート応募・複数枚申し込みの割合
- 海外ファンの応募可能性(日本公演観光含む)
仮定例をいくつか挙げて倍率レンジのモデルケースを作ってみます:
モデル | 応募倍率予想 | 計算根拠例 |
---|---|---|
保守型 | 5~8倍 | ファンクラブ熱烈層+ライト層参加、過剰応募率低め |
中間型 | 10~15倍 | 熱烈層以外の認知度拡大、広報効果あり |
上振れ型 | 20倍以上 | 話題性・初アリーナ等の“目玉”感による集中応募 |
例えば、会場が2日間で20,000席、応募倍率10倍なら 応募数 200,000、倍率20倍なら 応募数 400,000 という見当になります。

5. 倍率推定:会場別シミュレーション
では具体の会場を例に仮定倍率をシミュレーションしてみます。
▶ Kアリーナ横浜(3日間公演仮定)
- 席数仮定:1日あたり10,000席 → 3日間で 30,000席
- 応募倍率予想:保守型 5~8倍、中間 10~12倍、上振れ 15倍超
- よって、応募数予想レンジ:150,000~360,000件
この会場は横浜という地理的優位もあり、倍率は他より高くなる可能性もあります。
▶ 大阪城ホール(2日間)
- 席数仮定:18,000席 × 2 = 36,000席
- 応募倍率予想:保守 5~8倍 → 応募数 180,000~288,000件
- 中間型 10~12倍 → 応募数 360,000~432,000件
大阪は関西拠点としてファン人口も多いため、倍率上振れの可能性高。
▶ IGアリーナ(名古屋、2日)
- 席数仮定:10,000席 × 2 = 20,000席
- 倍率予想:保守型 5~8倍 → 応募数 100,000~160,000件
- 中間型 10倍 → 応募数 200,000件
名古屋近郊ファンの応募が集中することが予想されます。
他地域(福井、仙台、神戸、北九州)では地理的条件で応募(特に遠方ファン)が減る可能性もあり、倍率はやや抑えられるかもしれません。
6. 倍率に影響するリスク要因・調整要素
倍率推測には不確定要素が多く、以下のような要因が倍率を上下させます:
要因 | 倍率を上げる方向 | 倍率を抑える方向 |
---|---|---|
メディア露出・宣伝強化 | 広く認知 → 多く応募 | 宣伝控えめ・地方報道弱 |
ファンクラブ先行枠の割合 | 多く先行枠を設定 → 一般枠減少 → 一般争奪激化 | 先行枠を絞る → 一般枠供給が増える |
新アルバムリリース直後 | 注目度上昇 → 応募増加 | リリースと日程ズレ → 盛り上がり減 |
複数枚申し込み制限 | 制限強め → 応募数抑制 | 制限緩い → 熱狂層の複数申込で倍率跳ねる |
日程・平日割り振り | 平日開催多 → 動員に制限 → 抽選集中 | 休日中心 → 応募分散 |
他アーティストの競合 | 他大型公演と重複 → ファンの割り振り | スケジュール間隔が空いている |
これらを加味すると、倍率モデルは変動幅が大きくなります。
7. 総合予測:目安倍率レンジまとめ
以上を踏まえて、XG 日本アリーナ公演の全体的な倍率レンジを推定すると、次のあたりが現実的な線と考えられます:
- 保守型予測:5〜10倍
- 中間型予測(最も可能性高):10〜15倍
- 上振れ予測:15〜20倍以上
特に横浜・大阪などの“注目会場”では、中間〜上振れの倍率になる可能性が高いと見ています。
8. チケットを確実に入手するための戦略
倍率が高くなる見込みだけに、「どうやってチケットを取るか」がファンにとって最重要課題です。以下、戦略案をいくつか紹介します。
- ファンクラブ先行を最大限活用
先行予約枠が最も当たりやすい。ALPHAZ会員はできるだけ早く登録・更新しておくべきです。(XGALX) - 複数会場・複数日程に申し込む
可能であれば、遠方も含めて複数公演に応募する戦略。 - 複数枚枠を活用する
「2~4枚枠など」を使って当選確率を上げる。 - 先行以外の抽選・一般発売を狙う
最終的な一般発売・プレイガイド抽選にもチャンスは残ることが多い。 - 地方枠・旅行パック公演をチェック
一部公演では旅行パック付きチケットが設けられる可能性もあり、そちらを狙う戦略も。
9. 注目ポイント・今後の変動に要注意な点
- 宣伝露出が強まるか(TV出演・メディア露出)
- アルバムリリース時期・注目度の高まり
- チケット先行枠の割合(FC先行・モバイル先行等)
- 申込規約(転売対策・申し込み上限)
- 公演開催都市間の移動負荷(遠方ファンの応募抑制要因)
これらの変動次第で、倍率レンジの上下シフトが十分起こりえます。
10. まとめ:倍率予測とファンへの想い
XGの日本アリーナ公演は、ファンにとって待望の機会であり、同時にチケット争奪戦の舞台にもなりそうです。
過去の動員実績・他アーティスト比較、会場想定数、それらを組み合わせた需要推定から、倍率10〜15倍程度を「最も妥当なライン」と仮定していますが、横浜や大阪などの目立つ会場では 15倍超 も視野に入るかもしれません。
ただし、倍率が高まるほど、「当選」と「落選」の差も拡がります。
それでも、ファンとして精一杯の戦略を講じ、祈るような気持ちで抽選に挑む人が多くなるはずです。

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