ガールズグループME:Iは、デビューからわずか1年少々でメンバーの相次ぐ活動休止が報じられています。今回は「現在何人が休止中か」「そこに至った背景(根本問題)」「復帰したメンバーとその意義」について整理します。
◼️ 現在の活動休止数と状況
2025年10月時点で、ME:Iの活動休止中メンバーは2名という情報が確認されています。
以下、詳細です。
- COCORO(加藤 心)…2025年3月29日付で「体調不良」による治療・休養のため当面活動休止を発表。公式にも「復帰まで9名で活動を継続」すると案内。 (ME:I OFFICIAL SITE)
- RAN(石井 蘭)…2025年7月1日付で「精神的疲弊」による一定期間の休養を公式に発表。グループは「当面8人体制で活動」へ。 (テレ朝NEWS)
また、以前に活動休止を発表していた
- TSUZUMI(海老原 鼓)…適応障害と診断され2024年8月より長期休止に入っていましたが、2025年8月31日に活動再開を公式発表しています。 (ENCOUNT)
つまり、休止中:2名/復帰済み:1名という状況です。
このような数値からも、グループとして「活動休止メンバーが複数いる」という異例の状況に置かれていることが見てとれます。
◼️ “復帰した”鼓(TSUZUMI)の意義
先ほど触れた通り、TSUZUMIが休止から復帰したことはME:Iにとってひとつの好転の兆しです。
- 2024年8月3日付で「適応障害との診断」を受け、長期的な休養の発表。 (ME:Iオタク部屋)
- 2025年8月31日付で「8月31日のアリーナライブをもって活動を再開する」と公式発表。 (ENCOUNT)
この復帰により、
- “11人組”という本来のメンバー構成へ少しずつ近づく期待感が生まれた
- ファン・メンバー双方にとって「休止→復帰」というポジティブなサイクルができた
という意味があります。
同時に、復帰したからこそ「休止中の他のメンバー(COCORO、RAN)へのケア・状況改善」に注目も集まるようになりました。
◼️ なぜ“複数人の休止”が起きているのか? 根本的な問題を探る
なぜ、ここまで短期にME:Iで休止者が相次いでいるのでしょうか。以下は報道・ファンの声を元に整理したポイントです。
- 過密なスケジュール・デビュー直後の急速展開
ME:Iは、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」から誕生した11人組という背景を持ち、注目度・期待値が大きいグループです。
そのため、比較的早期に多くの舞台・メディア出演があり、短期間での負荷が蓄積された可能性が指摘されています。 - メンタル・体調への影響
休止理由として、「体調不良」「精神的疲弊」「適応障害」といった言葉が並んでいます。例えばRANは「精神的疲弊のため」という発表。(ナタリー)
これは単なる風邪やケガではなく、長期・根深い休養が必要なレベルの症状であり、芸能活動の“常態化”した高負荷が影響しているという見方もあります。 - 運営・サポート体制への疑問
報道では、RANの発表時に所属事務所が「アーティスト活動の支えが不十分であったことを真摯に受け止め・・・」という文を出しています。(テレ朝NEWS)
ファンの声にも「運営側がメンバーのケアをもっとしっかりすべきでは?」「早期に異変に気づけていたのでは?」という指摘があります。(日刊トレンド便) - アンチ・誹謗中傷などの外部プレッシャー
ME:Iの結成・デビューがオーディション形式であったこともあり、SNS上の期待・批判が度々見られます。特に、上位メンバーや注目メンバーに対して「推されすぎ」等の声も。そういった声がメンタル負荷になっている可能性があります。
これらの要素が複合的に作用し、「短期間で休止者が3人に至った」という異例の状況を作り出していると考えられます。
◼️ なぜこの状況がグループにとって“危険”なのか
複数のメンバー休止が続くことは、以下のようなリスクを伴います。
- グループのステージ構成・振り付け・フォーメーションが頻繁に変わらざるを得ず、ファンからの“変化に対する心理的負荷”が増す。
- 休止メンバー復帰まで活動縮小・人数削減を余儀なくされると、「完全体でない」というイメージが定着してしまう可能性。
- メンバー自身にも「次に自分が休んだらどうなるか」という恐怖・自己抑制のプレッシャーが生まれ、パフォーマンスに影響を及ぼす。
- 運営側にとっても「アーティストのケア=コスト」となり、長期的なグループ育成に影響を及ぼす可能性がある。
こうしたリスクを回避し、グループとして安定成長するためには、休止をただ“個別事案”として捉えるのではなく、構造的な対策→環境整備が不可欠です。
◼️ 今後に向けて注目すべきポイント
ME:Iがこの“休止連鎖”を乗り越え、完全体・11人での活動を取り戻すために注目すべき点は以下です:
- 復帰時期の具体化:現に休止中のCOCORO、RANの復帰がいつか・どんな形かが、安心材料となる。
- 運営のケア体制の見える化:例えばメンタルサポート・スケジュール調整・長期休養フォローなどが透明に示されると、ファン・メンバー双方に安心感が生まれる。
- グループ活動の“11人揃い”のビジョン提示:あらためて「11人である意味」を明らかにすることで、休止者がいても“未来に向かっている”感覚が生まれる。
◼️ まとめ
- 現在、ME:Iでは2名が活動休止中(COCORO・RAN)。
- TSUZUMIが復帰したことで、少し明るい兆しも。
- ただし、なぜ複数の休止者が出たのかには「過密スケジュール」「メンタル・体調への過重負荷」「運営サポート体制の未整備」「外部からのプレッシャー」など構造的な問題が横たわっています。
- グループが「休止者がいても強い」「安心して見守れる体制」を作ることが今後の鍵です。
ME:Iが再び11人揃って躍進する日を、ファンとして・そして業界を見守る立場としても期待しています。


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