2026年5月29日、aespaが待望の2ndフルアルバム『LEMONADE』をリリースしました。2024年の1stアルバム『Armageddon』以来2年ぶりのフルアルバムであり、Melon最長期間1位・パーフェクトオールキル(PAK)達成、「Billboard Women in Music 2025」でのGroup of the Year受賞など大きな成果を残した『Armageddon』の次作として、リリース前から世界中のファンの期待が高まっていました。
はたして『LEMONADE』はその期待に応えたのか? 世界中のレビューとファンの反応をもとに徹底レポートします。
【アルバム概要】「試練をレモネードに変える」夏のaespa
アルバムのタイトル『LEMONADE』は、英語のことわざ「If life gives you lemons, make lemonade(人生がレモンをくれたら、レモネードを作れ)」から着想を得ています。リード曲「LEMONADE」は強烈なシンセベースのサウンドが中毒性溢れるエレクトロニック・ダンスナンバーで、「どんな試練や苦難が訪れてもチャンスに変えてみせる」というポジティブなメッセージをaespaならではの個性でウィットたっぷりに表現しています。
aespa自身はアルバムについて「試練をレモンに例え、美味しいレモネードにして飲み干してしまおうというアルバムのモットーのように、私たちの音楽を聴くすべての方々がポジティブなエネルギーを受け取ってくれたら、それが私たちの最終的な目標です」とコメントしています。
収録曲は全11曲(Spotifyバージョン)。トラックリストは以下の通りです。
- WDA (Whole Different Animal) feat. G-DRAGON
- LEMONADE
- SHAKIN’
- Can’t Help Myself
- Camouflage
- Bite
- Switchblade feat. Ty Dolla $ign
- Roll
- My Plan
- ‘Til We Die
- LEMONADE feat. Becky G
アルバムにはG-DRAGONがフィーチャリングした「WDA」、ベッキーGとのコラボ版「LEMONADE」、Ty Dolla $ignが参加した「Switchblade」など豪華コラボが目白押しで、夏向けのサウンドを意識して制作されており、2026〜2027年のワールドツアー「SYNK : COMPLæXITY」と連動した作品となっています。
【先行シングル「WDA」の反響】G-DRAGONとのコラボが話題に
アルバムに先駆け5月11日に先行配信されたのが、G-DRAGONをフィーチャリングした「WDA (Whole Different Animal)」です。
アルバムオープナーとして機能するこの曲は前置きを一切省き、シンセ重視のベースラインに乗せたヒップホップダンスナンバーとして、「新しい時代」の条件を提示することに成功しています。
「WDA」はaespaのグリミーな(荒削りな)タイトル曲路線の流れを汲む曲で、Dem Jointzがプロデュースを担当。G-DRAGONのハスキーなヒップホップボーカルがaespaのサウンドと融合しています。
ファンからの評価はおおむね高く、「WDAはSong of the Yearの可能性すら感じる」というコメントも見られるほど好評を博しています。
【タイトル曲「LEMONADE」の評価】
タイトル曲「LEMONADE」については、海外の主要音楽メディアからも高い評価が寄せられています。
The Bias Listでは「LEMONADE」に9点/10点という高評価を付けており、「WDA」の8.5点を上回るスコアを記録しています。
リリース直後の初期反応は非常にポジティブで、大胆なビジュアル・洗練されたプロダクション・K-POPの枠を押し広げ続けるaespaの姿勢が評価され、すでに「2026年を代表するリリースのひとつ」と呼ぶ声も上がっています。
【収録曲別の評判】注目のB面曲は?
タイトル曲以外の収録曲についても、メディアやファンの注目が集まっています。
「Can’t Help Myself」
ロックサウンドをふんだんに盛り込んだこの曲は、ディストーションギターと際立った歌唱力の披露が一体となった、アルバム屈指のハイライトとの評価を受けています。直近のリリースでは影を潜めていたaespaのボーカル表現力が全開になっているとして、特に高く評価されています。
「Camouflage」
「Camouflage」はアルバム最大のサプライズとして多くのレビュアーが挙げる曲で、aespaがこれまであまり探求してこなかったドリーミーなハイパーポップサウンドを採用しており、アルバムのピークと呼ぶ声もあります。
「Switchblade feat. Ty Dolla $ign」
Ty Dolla $ignをフィーチャリングしたこのEDMトラックは、反復するコーラスとフィーチャリングの起用が巧みで、「Switch it up」とメンバーとラッパーが重なるエンディングが特に素晴らしく、80〜90年代のオーケストラヒットを彷彿とさせる仕上がりとなっています。
The Bias Listも「Switchbladeは体を動かさずにいられない」と太鼓判を押しており、コライト陣の仕上がりに満足の声が多い一曲です。
【批判的な意見も】「Armageddon越え」はできたか?
一方で、批判的な意見がまったくないわけではありません。
「いくつかの良曲(LEMONADE・Switchblade・Camouflage)はあるが、その他は全体的に平凡で、エンドトゥエンドで聴き終えると物足りなさが残る。チャートは席巻するだろうが、もっとできるはず」という辛口評価も存在します。
また英語フックの多用については「WDA・Bite・LEMONADEなどは即座に口ずさめる反面、AAVEやヒップホップスラングの借用がナチュラルな表現というより型どおりに感じられる部分もある」という指摘もあります。
「ボーカルを活かしたaespaが見られなくなっているのが残念。Whiplashまではどハマりしていたが、WDAもLEMONADEもサビがやや物足りない。ただし楽器パートのうねるベースと奇妙なサウンドエフェクトはWhiplashの系譜を感じさせる」という声も見られます。
【総合評価】「甘くて酸っぱい」2026年の夏盤
海外音楽レビューサイトAlbum of the Yearでは、ユーザースコアとして6.36/10という評価が付いています。強みは革新的なプロダクションとボーカルパフォーマンスの一部にあり、弱点はソングライティングの一貫性とトラックリスト全体のテンポの不均一さにあるとまとめられています。
総じて「傑作」とまでは言えないが「良作」の評価が多く、特に前半の流れ(WDA→LEMONADE→SHAKIN’→Can’t Help Myself)は非常に強力との評価で一致しています。日本語レビューでも「『LEMONADE』は、Armageddon以後のaespaが到達した第二の本丸であり、世界観の拡張だけでなく、ポップ市場の中心でどう鳴るかを問う作品。硬質な音像の奥に、勝ち筋を自分で作る意志が走る」と評されています。
aespaというグループへの期待値がそれほど高いということの裏返しでもあるでしょう。2026年8月にはワールドツアー「SYNK : COMPLæXITY」もスタートします。『LEMONADE』を手にライブへ向かう準備を整えながら、まずはアルバムをじっくり聴き込んでみてください。
▼『LEMONADE』収録曲まとめ
全11曲収録、収録時間約33分。ジャンルはEDM・ヒップホップ・ロック・ハイパーポップ・R&Bと多彩で、前半に攻撃的な楽曲を集め、後半にやや落ち着いたトーンの楽曲を配置した構成です。サマーアンセムになり得る「’Til We Die」でしめくくるエンディングも好評です。
※本記事の評価・レビューは2026年6月時点の海外音楽メディア・ファンコミュニティの反応をもとにまとめたものです。

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