2026年6月、NiziUが約3年半ぶりとなるドームツアーを開催。ファンの期待が高まる一方、ネット上では「席が埋まらないのでは?」という声も。デビュー当初の爆発的ブームはどこへ?人気が頭打ちになっている背景を考察する。
まず現状を整理する
NiziUは2020年のデビューから、ホールツアー、アリーナツアーと着実に規模を拡大してきた。2026年には東京ドーム・京セラドーム大阪を含む「NiziU Live with U 2026 DOME TOUR」の開催が決定。チケット倍率は5倍以上と予想されており、コアファンの熱量は維持されている。
しかし、思い返してほしい。デビュー当初の「Make you happy」が叩き出した3億回再生、紅白への最速出場、街中で流れる縄跳びダンス……あの熱狂は今どこにあるのだろうか。
3億 Make you happy MV再生回数
906万 Blue Moon MV再生回数
3.5年前回ドームからのブランク
※再生回数は各種報道・ファンサイトをもとにした参考値。
人気が伸びない理由(推測)
理由 01
ブームの賞味期限が切れ、にわかファンが離散
NiziUの爆発的人気は「Nizi Project」というオーディション番組が生んだムーブメントによるところが大きかった。オーディション視聴者がそのままファンになったケースが多く、番組が終われば熱も冷める構造だった。「にわかファンが離れた」という声はネット上でも多く見られ、コアなK-POPファン以外の一般層を継続的に引き止める仕組みが弱かったと言える。
理由 02
日本でも韓国でも「中途半端」なポジション
NiziUは全員(ほぼ)日本人でありながら、JYP所属のK-POPアイドルとして活動する特殊な立ち位置だ。これが日本のポップファン層には「K-POPグループ」に見え、K-POPファンには「日本人グループ」に見えるという、どちらのコミュニティにも完全に溶け込めないジレンマを生んでいる。韓国での認知度が低く、グローバル展開でも苦戦しているという指摘もある。
理由 03
競合グループの爆増でファン層が分散
NiziUがデビューした2020年以降、日本国内でも多数のガールズグループが誕生・成長した。K-POP系では日本語楽曲を武器にした新世代グループが次々と台頭。限られたアイドルファンの時間・お金・熱量が分散する中で、NiziUが独自の”必然的選択理由”を維持し続けることが難しくなっている。
理由 04
テレビ露出の減少とSNS供給不足
デビュー直後は歌番組・バラエティ・CMへの露出が頻繁だったが、近年はその頻度が明らかに減った。K-POPアイドルの命綱ともいえるSNS上のコンテンツ供給量も、他グループと比較して少ないという声が根強い。ファンとのコミュニケーション密度が低下すると、熱量の維持は難しくなる。
理由 05
ビジュアル変化と「あどけなさ」の喪失
デビュー当時の「普通の日本の女の子たちが頑張る姿」に共感したファンは多かった。しかし韓国活動を通じて洗練されたビジュアルへの変化を遂げる中で、「昔の子たちじゃない」という喪失感を覚えたファンも一定数いるようだ。これはアイドルとして成長した証でもあるが、初期ファン層との断絶につながりやすい側面もある。
📌 合同コンサートの「ガラガラ問題」も背景に
2025年4月に東京ドームで開催されたSBSインキガヨ主催の合同コンサートでは、NiziUを含む複数の人気アーティストが出演したにもかかわらず、開演前から空席が目立つ状況となった。「単独ならドームを完売できるアーティストが揃っているのに埋まらない」という現象は、合同コンサート形式そのものへの需要低下も示しており、NiziU単体の集客力とは別の問題も孕んでいる。
それでもNiziUは”オワコン”ではない
ここまで厳しいことを書いてきたが、NiziUが終わったと言いたいわけではまったくない。2026年のドームツアーは依然として高倍率が予想されており、2025年にはホールツアーを史上最多の32公演で成功させている。アルバム「New Emotion」は発売週に22万枚を超えるセールスを記録するなど、セールス面での底力も健在だ。
2023年10月の韓国正式デビューシングル「HEARTRIS」は、リリース後10ヶ月で7000万回を超える再生数を記録し、火が再び大きくなる兆しも見えている。2026年4月リリースの新EP「GOOD GIRL BUT NOT FOR YOU」では、これまでの”いい子”イメージを意図的に刷新しようとする姿勢も見える。
まとめ:ブームの終焉か、第二章の始まりか
NiziUの「人気が伸びない」問題は、グループ自身の実力不足というよりも、ポジショニングの曖昧さ・コンテンツ戦略の弱さ・競合環境の激化という外部要因が複合的に絡み合った結果だろう。
デビューから6年、メンバー自身が作詞に携わり、イメージを刷新しようとする今のNiziUには、確かな変化への意志がある。2026年のドームツアーが、第二章のスタートとなるのか——それを証明できるのはステージ上の彼女たち自身だ。
このブログ記事は公開情報をもとにした個人の考察です。
NiziU の今後の活躍に期待を込めて。

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